ビル壁面塗装工事

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▲施工前                                                  ▲施工後

 

 

作業工程

仮設足場架け→ケレン(活膜を残して塗膜を剥がす)→フリク調整(活膜面との段差調整)→下塗(段差調整部に吸込み止め塗装)→パターン調整(パターンの無いところに主剤をパターンローラーでパターンをつけて、全体をパターンローラーでパターン付けする)→上塗(シリコーン系上塗材を2回塗装)→足場解体→あとかたづけ→作業終了(完成)

※今回は金融機関でしたので、入口側(お客様駐車場側)を先に仕上げ、足場を解体する事で足場の圧迫感をお客様に与える期間を少なくしました。又、パターン調整も吹き付ではなくローラーで行うことで、騒音を出さず飛散事故を軽減しました。これらは事前に施主様との打合せで決めて作業しました。

 

 

施工内容説明

見積段階での剥離原因を考える。
笠木部分の下が剥離部が多いので、笠木からの漏水が原因ではないかと塗料メーカーの方と予想した。
冬場の積雪により雪解け水がオーバーハングした笠木下から水が進入して、ヘーベル上部から浸み込み塗装面との間に入り込む。それが夜間に氷結し塗膜を持ち上げて剥離を起こし、一度浮き上がった場所に集中して水がたまり氷結を繰り返したのではないか。

その対策として、活膜部を残してフリク調整して塗り替えるか、全面を剥離して塗り替えるかの2種類の見積もりを考えました。また、再発防止対策として、笠木とヘーベルの隙間にバックアップ材を入れてコーキング処理を施すことで出来るだけヘーベルに水が入らないように処理するよう考えました。

全面の剥離には機械を使用することになるので騒音防止と費用節減を考慮して、施主様と活膜は残す塗替え方法に決めました。
屋上防水・テラス防水(シート防水)も経年劣化しておりそちらからの漏水は出来ませんでしたが、塗装面の処理としては予算内で出来るだけのことは出来たと思っています。
やはり降雪し積雪する地域での屋根は板金か瓦屋根で勾配をとって漏水を防がないと完全には漏水事故は防げません。この地方の学校は皆、折半屋根をかぶせました。

ビル壁面塗装工事

ケレン後

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フリク調整

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フリク調整場所下塗

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中塗りパターンあわせ

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上塗